ダブルスの話・基礎編3(チムメン向け)
基礎編の最後はスタミナ管理です。
このゲーム、ドリンクの調整には個人的に全く文句がありません。ドリンクに不平を言うのは打ち上げが多い、シューズを間違っている、単純にキャラ性能が低い(凸数)などが原因だと考えられます。
●スタミナ管理の基礎
※画像くらいの減り具合でも取りましょう
1)少々スタミナが減ったくらいでもドリンクはすぐに取る
2)前衛・後衛がはっきり分かれているならばドリンクは後衛優先
3)前衛は打ち上げをしない(消費スタミナが非常に大きい)
ドリンクは早く取らないと、次のドリンクが来ません。次のドリンクの遅れの分だけスタミナを損するため、ドリンクがとれない時間が長いペアはスタミナの差をどんどんつけられることになります。
また、前衛後衛とはっきり役割が分かれている場合、当然ですがキャラクターやプレイヤー自体も前衛向き、後衛向きで分かれていると思います。もしも後衛のスタミナが切れてしまうと、前衛が後ろに下がらざるを得なくなるため、ドリンクは後衛優先が基本です。
役割が分かれていない場合は、スタミナに明らかな違いがあるならスタミナがない方が、あまり違いがないならば近い方がドリンクを取るので良いと思います。
また、上記とも関連しますが、前衛が打ち上げを繰り返すと前衛のスタミナ消費が激しくドリンクも前衛が取ることになり、結果として後衛がドリンクを取れずスタミナが切れてしまう事態に陥りがちです。前衛の打ち上げは相手のチャンスボールにしかならない上にスタミナ的にも非常に悪影響なので、前衛は前のブログでも触れたとおり、守備範囲を絞ってチャンスボールを強くボレーしましょう。
●後衛のドリンクの取り方(前衛位置にドリンクが出た場合)
※イメージとしてはこのルートで取りに行く。前衛トウコが後衛にまで下がってヴィヴィのフォローをする
後衛のスタミナが切れている段階で、前衛位置にドリンクが出てしまった場合は、前回のブログにあった前後のポジションチェンジをして、前衛が後衛のドリンク確保のためのフォローにはいります。図では左側という一番めんどくさい位置に出ていますが、もし右側に出ているならばヴィヴィは直進するだけでかまいません。ただ、図では左側という少し厄介な位置に出ているので工夫が必要です。具体的には矢印のルートを通ることになります。
なお、前衛がドリンクを取るのに困難を感じるシーンはほぼないはずなのでここでは割愛します。
ヴィヴィがドリンクとは反対の右側に走り出しています。これは右側のストレートをケアすると同時に、ヴィヴィ自身の守備範囲を右側に寄せて狭くする意味があります。こうすることでトウコの担当する守備範囲が広くなり、結果としてトウコに任せられるボールが多くなります。ドリンクを取りに行くまではトウコにおんぶにだっこです。
もしヴィヴィにぶつけてくるようならば、強烈なボレーを返しましょう。ただでさえ守備範囲を絞っているのにそこに向けてうってくるスピンはもはやチャンスボールです。ボレーが苦手でも守備範囲を十分に狭くしていれば今までよりもずっとやりやすいはずです。
相手のヴィヴィが狭いストレートに打つのを嫌ってトウコ側に打ち返しました。この段階で進路を左方向に変えます。
十分に右によって守備範囲をせまくしていれば、後衛のトウコもヴィヴィが反応しないであろうことを十分に理解してくれるはずです。最初に極端に右に寄って移動するのは後衛への意思を伝えるためでもあります。
無事にドリンクまでたどりつきました。このパターンではトウコがSSで返して相手の余裕を無くしていますが、SSがたまっていない場合、トウコは相手前衛が詰めてきていない場合はスライス、相手前衛が詰めてきている場合にはロブで返しましょう。
また、ここからは状況次第ですが、この図の場合はまだヴィヴィがドリンクを取っていないため、より余裕のあるトウコが右側に移動し相手の返球に備えましょう。現時点では一直線となってしまっているため、相手が図の右側に高速ショットを打ってきた場合失点してしまいます。
ちなみにヴィヴィがすでにドリンクを取っており、右方向に戻りだしているならばトウコは右に動く必要はありません。ポジションを修正する動きは先に動き出した方に合わせて、もう1人が動く(もしくは動かない)形になります。先に動き出す側は迷ったような動きをせず、はっきりと意志を示しましょう。
●相手が打ち上げをした場合はスマッシュよりドリンク確保を優先
※もしゲオルグのスタミナが赤だったとしたら、、、
ドリンクを取るので一番安全なのは得点後ですが、次に簡単に取れるシーンが相手の打ち上げの時です。相手が打ち上げたようならば、スタミナが少ない方はすぐにドリンクに向かいましょう。
ちなみにこうしたシーンでよくあるミスが、前衛のゲオルグがスタミナ赤や黄色だったような場合です。スマッシュを打ちに行ってしまうプレイヤーが非常に多いですが、その場合は必ずドリンクを取りに行きましょう。相手が打ち上げているので、ボールを放棄しても十分に後衛が間に合います。相手にボールを拾われたあげく、その後しばらくドリンクに近づけなかったら大幅なスタミナロスになります。
ゲオルグのスタミナが赤でドリンクを無視してスマッシュを打ちに行っていい場合は、よほどドリンクが取りやすい位置にあるか、必ず決められるという場合です。
ちなみに上記の図ほどスペースがあったとしても、打ち上げのヒョロ玉は滞空時間が長いため、余裕で相手もスマッシュに間に合ってしまいます。
●前衛のフォロー1
※ティナが前衛、イロメロが後衛です
少し後衛のスタミナが減っていますね。ドリンクが来たら後衛に取らせたいところです。
ドリンクが真ん中に来ました。それなりに取りやすそうなところですが、ティナが完全に前衛に張り付いていると案外後衛はこの位置のドリンクは取りづらいです。ですので取りやすいようにティナが下がります。
ティナが十分に下がればイロメロが少し上がっても大丈夫ですね。これで安全にドリンクを取ることができます。イロメロがドリンクを取ったら、そのままポジションを交代しましょう。
●前衛のフォロー2
さて上記のような微妙な状態でドリンクが前衛に来ました。この場合この一打は後衛が返すことになるため、スタミナでは後衛が少なくなります。実際この程度の状況であれば、どちらがとっても良いのですが、可能であれば後衛に譲るために前衛は下がるべきでしょう。
一番最悪なのは、前衛が後衛にドリンクを譲ろうとは思っているものの前衛から離れずドリンクを避けながらボレーをし続けることです。ドリンクを避けながらのためボレーの威力も低いですし、ドリンクをすぐに取らないことから相手とのスタミナ差もつきやすいです。後衛に譲った方が良いな、と思ったら前衛は速やかに後ろに下がりましょう。
実はスタミナ管理で重要なのは前衛の動きです。打ち上げないようにすることは当たり前ですが、後衛のスタミナの管理をしっかりと前衛がしましょう。アグレッシブに行く余り後衛のスタミナが切れるようなことがあれば、それは前衛の責任です。
自身が前衛をやっている場合で、前衛後衛の役割を決めたにも関わらず、頻繁に前衛と後衛を入れ替えなくてはいけないような事態が発生しているならばプレイを少し見返す必要があると思います。